一般歯科general dentistry
むし歯治療
なるべく歯の削る量を減らすために、小さなむし歯などは、削ったところのみに詰める「コンポジットレジン充填」で治療を行います。
しかし、むし歯がかなり大きい場合や、大きな銀歯が入っていたところ、かみ合わせの力が強くかかる大臼歯の隣接面などは適応が難しいこともあります。
その場合は銀歯またはセラミックス(保険外)を使用した治療を行います。
コンポジットレジンとは?
歯科用に開発した白い樹脂で、特殊な光をあてることによって短時間で硬化します。
歯を削った部分にペースト状のコンポジットレジンを詰めて光を当て、硬めます。
小さなむし歯であれば、保険が適用され、白く、治療時間も早いという特長があります。
神経の治療
当院では、神経まで悪くなってしまった歯でも、できるだけ抜かずにすむよう、拡大鏡やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)、ラバーダムを使用した歯の根の治療に努めています。
マイクロスコープ
細部も最大24倍の高倍率で鮮明に確認でき、適確に治療を行えますので、今まで抜歯をしなければならないと診断を受けた方でも、抜かずに済む場合もあります。
- 当院のマイクロスコープは…
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カメラで有名なライカ社製のマイクロスコープを導入しています。
アポクロマートレンズを採用した画像は色査収やにじみが少なく、患部の状態を鮮明に確認することができます。
ハイビジョンカメラと記録装置が内蔵されているので、簡単に動画・静止画の収録ができ、画像はその場で見ることも可能です。患者様に現状を見ていただき、的確なご説明をすることができます。詳しくはこちらをご覧ください。
ラバーダム
治療などの際に歯に装着する、ゴムのコートのようなものです。
治療している歯だけが出るようになり、根管内への唾液や細菌の進入を防ぐことができます。
そのため、とても清潔な状態で治療が可能です。
予防歯科priventive dentistry
私たちの歯は、ケアを怠ればすぐにプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が付着してしまいます。
歯を長持ちさせるには、このプラークをどれだけ取り除けるかが重要です。
そのためには患者様ご自身が、日常的にホームケアをしなければなりません。
しかし歯周ポケット内部などは、クリニックで行なうプロフェッショナルケアでなければプラークを除去できません。
歯の健康を維持するためには、ホームケアとプロフェッショナルケアの両方を継続するのが最善の道です。
ホームケアと歯科衛生士によるプロフェッショナルケアについて
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ホームケア
- ・正しいブラッシング(フロスや歯間ブラシの使用)
- ・規則正しい食生活
- ・フッ素配合の歯磨き粉の使用
- ・キシリトールガムなど
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プロフェッショナルケア
- ・PMTC(専門的な器具を使った歯のクリーニング)
- ・フッ素塗布
PMTC(プロフェッショナルケア)とは?
PMTCとは、Professional…専門家が行う、Mechanical…機械的な、Tooth…歯の、Cleaning…清掃のことを言います。
PMTCの流れ
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1、歯石の除去
歯石(歯垢が固まったもの)の付着が見られた場合は、スケーラーという専用の器具を使って歯石を細部まで取り除きます。
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2、研磨
専用の器具を使ってフッ化物入り研磨ペーストを注入、または塗布し、歯を1本1本丁寧に磨いていきます。
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3、洗浄
歯の表面についた研磨剤を十分に洗い流し、歯や歯周ポケット内をきれいに洗浄します。
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4、ホームケアアドバイス
どうすればむし歯を予防できるのかというお話と、正しい歯の磨き方をご指導します。
歯周病治療periodontal
歯周病とは、歯の周囲に付着したプラーク(歯垢)が歯と歯肉の隙間に入り込み、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
歯周病になると歯がぐらつき、歯肉から膿が出始め、最終的にぐらついた歯は抜け落ちてしまいます。歯周病を治すためには歯科医師による治療だけでなく、歯科衛生士によるお口の清掃、ブラッシングの指導や生活習慣改善のためのアドバイス、そして患者様ご自身がご自宅でのセルフケアや生活習慣の改善に意欲的に取り組んでいただくことが必要です。
歯周病の症状
歯周病の原因は細菌です。歯周病が進行すると歯肉と歯の間にできた歯周ポケットといわれるスペースが深くなることで、細菌の増殖する空間が増え、歯肉を腫らし、骨を溶かし、やがて歯が抜けてしまうことになります。
そのため、従来の歯周病治療では、根本的な治癒が行われず定期的な歯石取りとブラッシングをくり返し行ってきました。
しかし当院では感染部位を、歯科医師・歯科衛生士がしっかりとコントロールし、必要に応じて歯周外科手術を行います。条件が整えば組織の再生も含めた治療を行っていきます。
歯周病治療の流れ
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1.検査
歯周ポケット、咬み合わせ、口腔内写真、レントゲン写真、細菌種類の検査
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2.ブラッシング指導
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3.歯石取り
(スケーリング、SRP)
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4.再検査
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5.歯周外科、再生療法
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6.メインテナンス
審美歯科esthetic dentistry
歯が欠損してしまった部分や金属の詰め物が目立つ部分を、見た目にも機能的にも優れた歯に近づけていく治療です。
当院では、保険内でできるものに加え、より自然で天然歯に近い素材や、金属アレルギーの心配もない素材等をご用意しています。美しく、快適に過ごしていただけるよう、患者様お一人おひとりにしっかりとカウンセリングを行い、オーダーメイドの治療をご提供いたします。
白い被せもの(クラウン)・詰め物(インレー・アンレー)
当院では、患者様にご満足していただけるよう、様々な種類の白い歯を扱っております。
ここでそれぞれの特長をご紹介いたします。
オールセラミックス(クラウン・インレー・アンレー)
美しさ | 強度 | 変色 |
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なし |
金属を使用しないため自然な色質を再現できます。長年の使用にも変色しにくく、健康的な白い歯の輝きを保ちます。
e-max(クラウン・インレー・アンレー)
美しさ | 強度 | 変色 |
---|---|---|
なし |
金属を使用せず、天然歯に近い透明感を再現できます。セラミックに比べて強度が高い特長があります。
メタルボンド(クラウン)
美しさ | 強度 | 変色 |
---|---|---|
なし |
中身は金属で、外から見える部分にのみセラミックを貼り付けたクラウンです。色が歯に似ているので見た目が良く、中身が金属なので強度が強く、ほとんどの部位に使用できます。
歯の隙間や(すきっ歯)、歯の大小を整えたいけれど、矯正まではしたくないという方に!
歯科用レジン(樹脂)を直接歯に盛り足して、歯の形態や色を回復させることが可能です。
ラミネートベニア
歯の表面を、0.5mm~0.7mm削ります。削る範囲は歯の状態で決まります。その後、型取りをして後日、セラミック(100%セラミック)でできた付け歯(シェル)を貼りつけていきます。
女性で言えば「ネイル」と同じイメージです。薄いセラミックを貼りつけることにより、「美しい歯」に生まれ変わります。
ダイレクトボンディング
歯を削らずに、歯が欠けた部分や隙間や着色が気になる部分に、合成樹脂「ナノフィラーレジン」を盛り足す治療です。汚れがつきにくく、変色しにくいという利点がありますので「美しい歯」に仕上がります。
ホワイトニングwhitening
歯は毎日きちんと磨いていても、タバコやコーヒー、食べ物によって変色することがあります。
そんな歯を白くする治療がホワイトニングです。
ホワイトニングは、健康な歯を削らずに薬剤によって歯を白くする方法です。(詰め物や被せものの色はそのまま変わりません。)
ホームホワイトニング
当院では、患者様のお口にあった専用のマウストレーをつくり、ご自宅で低濃度の薬剤を塗っていただくホームホワイトニングを導入しています。
根気よく毎日行うことで、長期間白さを持続することができます。
矯正歯科orthodontics
矯正治療に勝る咬合治療はないと言っている先生がいるくらい、歯並びは重要です。
歯並びが悪いと歯磨きがしづらいため、むし歯や歯周病になりやすく、また咬み合わせによる歯にかかる負担を分散できず、歯を失う原因になってしまうこともあります。
当院では患者様の歯並びや年齢、ライフスタイルに適した治療を行っております。歯並びについてのお悩みやご質問などがございましたらお気軽にご相談下さい。
義歯denture
合わない入れ歯を使い続けると、痛みや、おいしく食事ができないということだけではなく、咀嚼機能や脳の働きにも影響を及ぼします。
当院では保険適用内のものから、保険適用外のものまでご用意しています。
違和感や痛みがなく、しっかり噛めて、お口に合う入れ歯をお作りできるよう日々努力しています。
入れ歯の種類
- 保険適用の入れ歯
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レジン
床と人工歯はレジン(プラスチック樹脂)製で、一般的な入れ歯です。
- 保険適用外の入れ歯
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金属床
義歯床が金属でできているため、熱が通りやすく、おいしく食事が楽しめます。 また、違和感も少なく喋りやすい点が特徴です。
ノンスクラプデンチャー
金属を使わず、歯肉と同じ色をした樹脂で固定するため、装着していても目立ちません。
また、とても軽く柔らかいため、違和感はほとんどありません。
使用できる症例が限られています。BPSデンチャー
見た目は一般的な入れ歯と同じですが、違和感が少なく、痛みがなく噛めるだけではなく、清潔に、そして長くお使いいただけます。
歯だけではなく、歯肉の部分にも自然な色調をつけて、保険の入れ歯にはない自然感を出しています。BPSとは…?
Ivoclar Vivadent社とヨーロッパの歯科大学、臨床医が共同で開発した総入れ歯を製作するシステムです。
BPSデンチャーの製作では、歯科医師と歯科技工士の密接な連帯を重要視しています。製作するために必要な情報やポイントを、歯科医師と歯科技工士が共有し合うことで、患者様に満足を与える完成度の高いオーダーメイド総入れ歯を製作することが可能です。
歯科口腔外科dental surgery
親知らずの痛み、粘膜疾患、良性腫瘍、悪性腫瘍、顎関節の痛みなど、様々なお口の周りの症状に対応しています。
親知らずの抜歯は、簡単なものもあれば、外科治療を必要とするケースも存在します。必要に応じてCT撮影を行いますので、安全確実な抜歯が可能です。
また、症状によっては東京医科歯科大学顎顔面外科(旧第一口腔外科)、草加市立病院との連携により、迅速に対応しております。
お口に関する症状でしたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
インプラントimplant
インプラントとは、これまでブリッジや入れ歯でしか対応のできなかった歯を失った部分に、天然歯の根の部分の代わりとなる人工歯根を入れて、ご自身の歯により近づくよう、機能回復させる治療のことです。入れ歯のように取り外す必要もなくなり、噛むことが難しかったものも噛めるようになります。また、お食事やおしゃべりが楽しくできるようになり、人前でも口元を気にせずいられます。
お口の中の機能回復と、自然な審美性を追求した新しい治療法です。
- インプラント治療のメリット
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- ・自分の歯と同じように噛むことができるので、違和感がありません。
- ・健康な隣の歯を削ったりするような処置が必要ありません。
- ・見た目が自然で、人前で口元を気にせず食事やおしゃべりを楽しむことができます。
- このような方にお勧めします
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- ・奥の歯が抜けたため、ブリッジができない
- ・ブリッジにするために、健康な歯を削りたくない
- ・抜けている歯の数が多く、ブリッジでは支えきれない
安心・安全のための取り組み
信頼のおけるインプラントの使用
ドイツNo,1シェアであるCamlogインプラントを使用しています。
信頼と実績がありますので、安心して治療を受けていただけます。
経験豊富なドクターが治療を担当
日本口腔インプラント学会 専修医の治療経験豊富な院長が、責任をもって治療を担当いたします。
歯科用CTを使用した診査・診断
レントゲンでは確認することのできない骨の状態や神経などは、必ず歯科用CTを使用し、診断いたします。正確な治療計画を立案し、安全な治療をご提供いたします。
小児歯科child dentistry
セキネデンタルオフィスの小児歯科は「予防」を大切に考えています。
乳歯の状態をきちんと保てないでいると、お口の中のバランスが崩れ、永久歯の歯並びに大きな悪影響を与えます。
子供のうちから痛くなる前に歯医者に行って予防を行うという習慣をつけておくと、将来、治療を行う機会も減り、生涯自分の歯で食事ができます。
当院では、フッ素の塗布やシーラントによる予防処置を行っています。
もちろん、治療が必要な場合は少しずつ歯医者に慣れるところからはじめていきます。
フッ素・シーラントによる予防
- フッ素とは?
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歯に塗布することでむし歯菌の活動を抑え、歯の質を強くし、むし歯になりにくくする働きがあります。
フッ素によるむし歯抑制効果
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歯の表面(エナメル質)が溶け出し、初期のむし歯が発生した状態です。
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フッ素を塗布すると、フッ素が歯の表面に吸着されます。
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初期のむし歯部分に唾液中の成分(リン、カルシウムなど)が取り込まれ、フッ素が再石灰化を促進します。
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初期のむし歯が再石灰化され、歯が修復されます。
- シーラントとは?
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お子さまがむし歯になってしまう前に、奥歯の溝を歯科用の樹脂で埋める方法です。かみ合う凹凸に汚れがたまりにくくなり、むし歯予防に効果を発揮します。乳歯と永久歯、それぞれ奥歯が生えてきたときがおすすめのタイミングです。